森見登美彦「太陽の塔」
最新刊の「夜は短し歩けよ乙女」より、読みやすく、こちらのほうがおもしろい気がしますが、基本的な話のすじは同じような・・・(京大生のぐだぐだした生活)。ときどき、よくわからなくなるのは、ファンタジー(ノベル大賞受賞作品)だからでしょうか。 篠崎真紀&宮崎吐夢「恋人でもないのに・・・」 篠崎さんの御意見には何度も大きくうなずきました。 子供をつくる/つくらない、という話題では、 「この世に『人間』をつくっちゃうなんて、そんなおそれおおいこと、とてもできない!それに私みたいなネガティブ人間は、産む前から育児ノイローゼになりそうだし」 などとおっしゃっていました。 まったく同感・・・ 正月に会ったいとこの子供(男子・1才2ヵ月くらい)があまりにもかわいかったので、あんなにかわいい子が確実に産まれるならば、子供もいいなあとは思ったのですが。 というか、あの子がいい。 あの子が欲しい。 松尾スズキも「自分の子は絶対奇形児だと思うから、子供はつくらない」みたいなことを言っていたような。 それも同感。 わたしが育てるんだから、ほがらかな子に育つわけがないだろうし・・・どうしても、ダークにしか想像できない。 古泉智浩「ところでここどこ」 帰省時、意外とマンガコーナーがんばってる長岡駅ビルの本屋で平積みになっていた。 この人がB6版で出すなんてめずらしいな、どこから出てるんだろ。と手にとってみると、「ジョイフルタウン」という知らない出版社(?)。 新潟のローカル雑誌に連載していたマンガらしい。 東京じゃ買えないのかも、と買ってみました。 ローカル雑誌なので、方言もふんだんに使われています。 うちのほう(新潟県のなかほど)と古泉さんが住む亀田(現在新潟市)は、けっこうおんなじ方言なのだなあ。 2ページのマンガで、それぞれのマンガに「この話の解説というか言い訳というか」が書かれているんですが、それを読んで、なんだかほっとしたというか、こういう人がいてくれてよかった、と思いました。 そんなふうに思ってしまううちは、この休みに「日々ごはん⑤」も読んだのですが、あちら側の住人(高山なおみさんやそういったクウネル的な、ゆったりと、ていねいな暮らしをされている方々)には、どうあがいてもなれないでしょう。 「こんなかわいらしい恋愛マンガを描くこともすっかりなくなってしまい、今にして気恥ずかしい。そもそも優しさや思いやりを描くこともすっかりないような・・・。今や女性を金づるか、性の捌け口、もしくは恐怖の対象としか感じなくなってしまった。どこで道を間違えたのだろう。」 なんて書いているので、うちに唯一ある古泉さんのマンガ「ミルフィユ」を何年かぶりに読み返した。 なるほどたしかにこの時は、下ネタのなかにも思いやりがある。 坪内祐三「酒日誌」 ずいぶん前に買って、ちびちび読んだり読まなかったりしたこの本もやっと読了。 毎日毎日昼間っから酒飲みすぎの坪内さん。 飲むのが仕事みたいな摂取量。 この本が終わったら、また神蔵美子さんの「たまもの」が読みたくなったので、図書館で借りてきた。 何度も何度も借りているこの本。 昨日三茶を散歩して、あれが坪内さんと神蔵さんが住んでいたマンションかな、と見当をつけてきた。 「酒日誌」によるとこの元・夫婦は現・相方と4人で銀杏ボーイズのライブに行っている。 峯田くんもなにかの雑誌で好きな本に「たまもの」を挙げていた。 「ところでここどこ」には古泉さんと峯田くんの対談も載っている。 峯田つながりだ。 ふゆやすみのできごと ・年末、リップクリームを新しいのにかえたら、よけいくちびるが乾くし荒れるしくちまわりもガッサガサになりとてもヒリヒリ痛かった。 ただちに使用中止したが、三が日終わるくらいまで「くちびるおばけ」状態に。 メン○レータムの威力はすさまじい(わたしに合わなかっただけですが)。 ・叔母から今年もお年玉をもらう。 おばちゃん、わたし今年で、30になるんだよ。 ・新しくオープンした青山ブックセンター丸ビル店の偵察に行く。 思ったより狭い。いしいしんじのキューバ日記が気になるが踏み留まる。
by ulalaca
| 2007-01-08 16:43
| 本とか
|
ファン申請 |
||