川上弘美「龍宮」
読んだかどうか覚えていなかったので、図書館で借りました。 読んだことなかったやつでした。 なぜ今まで手を出さなかったのかわかりました。 不思議な話の短編集だからです。 おとぎ話っぽいのって、うまく想像できなくて、苦手なのです。 川上弘美の作品は、「不思議タイプ」と「現実的タイプ」があり、「不思議」が好きな人も多くいると思いますが、わたしは現実的な、日常的なほうが好きです。 クウネルで書いてる短編みたいなほうが。 これといって何も起こらないような、たんたんとしているのが。 関係ないですが、映画「間宮兄弟」を観たおすぎの感想は「こういう何も起こらない映画って、わたしはなんの興味もないんです」だった気がします。 おすぎとは、気が合わないかも。 金井美恵子「目白雑録(ひびのあれこれ)」 辛口なエッセイです。 ちょっと難しすぎるところは、とばして読みました(理解不能だったんで・・・)。 批評するって大変だなあ。 誰が、いつ、どこで、何を言ったかを正確に覚えていないと、あとでまた叩かれるし。 「噂の真相」で、金井さんは「川上弘美とひとりの男を奪い合う修羅場があった」と書かれたことがあるそうで、その記事についての反論がおもしろかったです。 高山なおみ「日々ごはん④」 お楽しみにとっておいた「日々ごはん」もこれで最後。 はやく⑤、⑥をみつけたいな。 高山さんは、いしいしんじの本が大好きなようですね。 いしいしんじの本・・・わたしの苦手な「おとぎ話タイプ」のようで、ずっと手を出さなかったけど、そんなにすばらしいなら、読んでみるべきか・・・わたしに、楽しく読めるだろうか・・・ 本よりも、いしいさん御本人には興味があります。 京大出てるとか(高学歴の人ってそれだけで尊敬します。 自分に学がないもんで)、 松本と三崎に家があるのとか。 新しい「文藝」がいしいさんの特集だったので、インタビューなど、読みたい。 これから図書館へ行って、読んできます。 おもしろかった読みもの、もうひとつ。 週刊朝日の、島尾伸三としまおまほの親子対談。
by ulalaca
| 2006-07-09 14:17
| 本とか
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