大森望/豊崎由美「文学賞メッタ斬り!リターンズ」を読みました。
どこかで「伊藤たかみよ、8月の路上に捨てるのはおまえだ!」みたいなことが書かれてるのを見て(帯に書いてあったんだっけな?)、うわあ・・・楽しめそう・・・と思って、図書館で順番待ちしていたのです。 気持ちよいほどバッサバッサとメッタ斬りしてくれています。 超辛口のおふたりなので、そんなおふたりが誉めている本は読んでみたいです。 意外なところだと金原ひとみ。 芥川賞受賞後の作品はどんどん上手くなっているとのこと。 けっこうえぐい話だったり意地悪だったりするようで・・・ 残酷な描写はあまり好きではないのですが、意地悪なのは大歓迎です。 借りてみようかしら。 絲山秋子、鹿島田真希、伊坂幸太郎あたりも気になります。 ボロクソにけなされているのも、それはそれで、どんなにひどいのか確かめたい。 けなしかたがすごくおもしろいので引用すると、 「栗田有起の『オテルモル』って最低じゃない?」 「なんであんなに無邪気に村上春樹を真似できちゃうんですかね」とか、 「伊藤たかみさんは何を書きたかったんでしょうか。 わざわざ印刷して誌面に載せる必要があるんですか、この作品に」とか、 島本理生『ナラタージュ』をメッタ斬りして「でもね、『ナラタージュ』の評価がこんなに低いのってわたしたちだけじゃないですか。 だから、島本さんは安心してっ。大森、豊崎以外のひとはみーんなあなたが大好きっ! 本屋大賞にもノミネートされてましたから、書店員さんたちもみーんなあなたが大好きっ!」とか、 ニヤニヤがとまらないかんじです。 そういえばやっと、録画しておいた「東京タワー」を見ました。 元・極楽とんぼ山本のかわりに塚地さんが起用されましたが、彼が出てるシーンは全部撮りなおしたということですかね。 それは大変だったでしょう。 オカンのように死ねたら、しあわせだろうな・・・ オトンの暴れっぷりを見て若干自分の父親と重なりましたが、まあ、あそこまでひどくないか、うちの父親は。 しかしあのオトン、オカンのことそうとう愛してんのな。 大泉洋はあまり好きではないんですが、あの役、とてもよかったです。 連続ドラマ版はもこみちだそうですが、もこみちにはあの役無理なんじゃ・・・ 年齢的にも、演技力的にも。 小説は、読むべきだろうか。 今さらですが。 しばらく図書館通いが続きそうです。
by ulalaca
| 2006-12-01 18:06
| 本とか
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