ついに「ハチミツとクローバー」の最終巻が出ました。
単行本1冊分も連載あったかしら?と心配でしたが、ハチクロの番外編や、読みきりの作品、いつもの書き下ろし「ウミノとゆかいななかまたち」もあって、充実した内容でした。 この人の、ハチクロ以外のマンガを読むのは新鮮。 「空の小鳥」という2001年の作品の、主人公の女の子の「お師匠」という人が、羽海野さんがプライベートでも仲良しだという、やまだないとにそっくり・・・ そして、この女の子が貧血でたおれて固形ハチミツをなめる、というくだりも、なんか読んだことがあるなあと思ったら、あれだ。 「ないとさんたちとフランスに行ったとき、ないとさんはおともだちに会いに行ってひとりで行動することになっちゃって、ポンヌフの橋の上で泣きながら固形ハチミツをなめてた」というインタビューを読んだのを思い出したのでした。 あのインタビューを読んでから、この人ほんとにおもしろいな〜と思うようになりました。 インタビュアーの吉田豪がまた、上手におもしろさを引き出していて。 全然ちがうタイプのマンガを描くやまだないとと仲良しっていうのも、いいなあと。 これだけ奥がふかくて、大人気になったマンガを描き終えたら、頭が真っ白にもなるでしょう・・・きっと膨大な「ハチクロ・サイドストーリー」があるのでしょうけど(真山がどんな家庭で生まれて、どんなふうに育ったかだけでも連載にできるほどらしい)、それ全部描いてたらいっこうに終われないし。 読み手としては是非描いてもらいたいけど・・・それだと「こち亀」みたいなことになってしまいそう。 今日は、帰ってきてさっそくこの10巻を泣きながら読んで、なぞるように昨日録画したアニメを見ました。 今度はどの雑誌でどんなマンガを描いていくのかな。
by ulalaca
| 2006-09-08 21:54
| 本とか
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